はい、暖房は必要です。
その熱を逃がさない為に、一緒に断熱補強をすることをお勧めしています。
佐藤 喜夫
有限会社 佐藤工務店一級建築士事務所
断熱技術メンバーがお答えします
はい、暖房は必要です。
その熱を逃がさない為に、一緒に断熱補強をすることをお勧めしています。
窓の結露は ダニ カビの原因になります。結露を毎日拭き取るのも大変です。
結露を防ぐには開放型の石油ストーブの使用を止める 炊事のあと窓を開けて換気をする等の生活を見直すことが第一です。 次に 結露が出やすい窓を高性能にすることをお勧めします。
内窓の設置は一時間程度の工事で対応可能ですが開け閉めが2回となり手間が掛かります。
内窓を設置した場合 室内側の暖かい空気が内窓で遮断され外窓に結露が発生する場合があります。
長年使用した窓に劣化があった場合は新たな窓に交換することをお勧めします。最近 既存の窓枠を残し この上から新たな高性能な窓を設置するカバー工法が開発されています。一窓 3時間ほどの工事で住みながら出来ますのでお勧めです。
断熱されていない床への床暖房は効果が薄いことが多いです。一緒に床の断熱補強をすることをお勧めしています。
窓の屋外側に取付する方法としては、外付けブラインドやアウターシェード、室内側に取付する方法としてはハニカム構造のスクリーンなどが効果的です。
床下に断熱材が入っていない、断熱性が低い、あるいは隙間があるといった状況や、壁内(断熱材の内側)に外気が流入して壁面が冷えているために室温全体が上がらない、といった状況が考えられます。
当時の一般的な住まいの断熱性能・施工状況を考えますと、それ位の暖房費がかかるかも知れません。毎年かかる冷暖房コストやご家族の健康を大切に、適切な断熱リフォームによる改善を考えてはいかがでしょうか。
床下断熱材の施工状況を確認し、それを改善した上で、例えば電気式床暖房を設置することも可能ですが、極めて部分的な解決方法となります。長い目で考えて、その部屋全体の断熱性能の改善をお勧めします。
壁自体の断熱性能が不足している可能性高いです。また壁内断熱材の内側に、冷たい外気が床下や小屋裏等から流入している可能性もありますので、壁の断熱性能向上や気流止めの施工等、適切な工事によって改善することができます。
現地状況に依りますが、天井面の断熱工事だけでしたら最短で1日の工事で終わる方法もあり、住みながらの工事が可能です。
マンションのドアは共有部にあたるため個別の改修は難しいです。技術的には可能ですが、都度管理組合へご相談ください。
住まいの断熱リフォームが普及してきており建材メーカーより壁を壊さずに改修する工法が発売されています。この工法には断熱ドアも有りますので1日で工事が終了します。ドア付近の暑い・寒いが解消します。
網の入った窓は防火窓と考えて下さい。防火窓は火災の際に屋外や屋内からの延焼を防ぐため認可を受けた窓です。認可を受けた防火窓には網の入っていない窓も開発されていますのでこちらに替えることは可能ですが壁を壊しての工事となり大掛かりになります。
網入りガラス窓は、火事でガラスが割れても崩れ落ちない様に網を入れています。網の入ったガラスは普通のガラス同様に割れ防犯性は有りません。防犯のためでしたらガラスとガラスの間にポリビニルブチラールという特殊膜を組込んだガラスをお勧めします。5分間のこじ破りに耐えるガラスです。
窓は共有部のため大規模修繕以外には改修は難しい状況でした。平成28年にマンションの管理の適正化に関する指針(国交省告示第490号)により区分所有者が希望する場合は責任と負担において実施することが出来るとなりました。管理組合に問い合わせをしてみて下さい。
住まい方でも結露の状況が違います。
開放型のストーブの使用 過度な加湿器の使用 換気不足 部屋ごとの室温の格差 等生活面での見直しが必要です。これに加えて現在の一枚ガラスのアルミサッシから高性能なガラスへの交換、内窓設置、カバー工法により高性能な新規窓の設置等の対策が改善方法です。ただしガラスの交換では窓枠がアルミのままですので、ここに結露は残ります。内窓を設置した場合 内窓と外窓の間の温度が上がらず結露が発生する場合があります。カバー工法等で高性能な窓にすることをお勧めします。
※問〇もあわせてご参照ください。
管理組合にご相談ください。
窓の断熱改修リフォームには省エネの観点から国や地方自治体が設定し幾つかの補助金があります。窓の改修を含め家全体の改修で300万円から数万円まで様々です。
代表例:長期優良リフォーム・グリーン住宅化ポイント・市町村ごど
【リンク先:リフォーム推進協議会】
ルーバー窓は以前にデザイン上から多く採用された時期がありました。
このデザインの窓は東南アジア等の蒸暑地で良く使われている窓です。
気密・断熱・防犯には適していませんので是非改修をお勧めします。
様々な改修方法がありますがカバー工法で断熱・気密性能の高い窓に替えることをお勧めします。
一時期 屋根・地板一体型の出窓が多く採用されました。
断熱改修をするには
① 出窓を撤去し新たな窓を取り付ける
② 出窓のガラスを高性能なガラスに交換する
③ 出窓の内側に内窓を取り付ける
等が一般的な対応です。
②と③が簡易的で廉価に出来る方法です。
市販されているプラスチック製のバケツ等は外に出しておくと数年で劣化しボロボロになります。樹脂窓も同じプラスチックだからと考えている方がこの様な心配をされています。窓の材料のPVCには紫外線劣化防止対策が施されています。樹脂窓がドイツで発売されてから60数年経過していますが 樹脂窓が劣化し使用不能になったと聞いたことは有りません。樹脂材料よりも部品に不具合が起き交換する必要が出て来ます。
ここ10年ほどで窓の開発は大きく進歩しています。
30年前の一枚ガラスのアルミサッシと今のLOW-E複層ガラス樹脂窓
窓の材質はアルミと樹脂と違っています。樹脂はアルミと比較すると1/1000倍ほど熱が伝わりづらい素材です。ガラスも一枚ガラスからLOW-Eペアガラスへと大きく進歩しています。ガラスの断熱性能も4倍ほどに上がっています。
窓の断熱性能は昔のサッシの1/4程度です。熱が逃げづらくなっています。
気密性能も1/4程度と大きく改善され窓からのすきま風が大きく減りました。
遮熱性能、防犯機能、意匠性等でも大きく進歩しています。
LOW-Eガラスとは
ガラスの表面に銀等の金属膜を施したガラスです。金属膜が熱を反射し伝わりづらくします。
LOW-Eガラスには日射熱を取入れ室内熱を逃がさない冬対応の日射取得型と日射熱が室内へ入るのを抑え室内の涼しい空気を逃がさない夏対応の日射遮蔽型の2パターンがあります。
窓の取付く方位等で使い分けることが肝心です。これにより暖房エネルギーや冷房エネルギーが大きく削減出来ます。
この他の特徴として、可視光透過率が高く光が多く入りますので照明コストが削減出来ます。
紫外線を通しづらく室内の家具やカーテン等の日焼けを防ぎます。
ただし、スマホ等の電波が入りづらくなる可能性があります。
設計価格ですが3万円/㎡程度です。
冬は外壁や間仕切り壁の内部を床から天井に向けて気流が走り室内の熱を奪いますので、この気流を止める工事です。床下に潜ったり天井裏から気流を防ぐための工事をします。天井や床下の断熱工事と同時に実施します。住まいながら工事は可能です。
昔の一枚ガラスにアルミサッシの窓と最新の高性能な樹脂窓等を比較した時 室内での快適性に大きな差が出ます。
①窓辺の寒さが解消 (窓辺の表面温度が違い、コールドドラフトが抑えられます)
②結露が抑えられます
③暖房エネルギー 冷房エネルギーが削減出来ます
④経年劣化で不具合の出ている窓が改善出来る
⑤新たな窓で窓辺が見栄えします
等々大きな効果があります。
夏と冬 窓の位置 大きさにより対応が異なります。
暖房費用と冷房費用を比較すると暖房費用が大きいですので冬対策を優先します。
日射を入れて室内の暖かい熱を逃がさないことです。この対策には高性能なガラスへの交換、内窓、カバー工法、外窓交換等が有効です。
夏は窓から日射を入れない対策が有効です。このためには簾・葦簀といった昔からの手法やブラインド、ルーバー等があります。恒常的に対策をするなら遮熱ガラスが有効です。遮熱のみの対策ですが遮熱フィルムを貼ることも有効です。
室内側にカーテン、ブラインドを付けるのも有効ですが熱を入れない対策には適いません。
冬対策と夏対策で対応が大きく違いますので 両方に対応するには知識と経験が必要です。
1990年に設定された次世代省エネルギー基準に基づいて一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会が算出した資料があります。住宅の部位別に夏と冬で熱の出入りを表しています。冬に窓から逃げる熱の比率が58% 夏に窓から入る熱の比率が73%と他の部位よりも大きな比率となっています。
この大きな比率の窓の改修が最優先となります。
残念ながら以前は断熱という考えが乏しく、天井や屋根に断熱を施していない、断熱していても性能(厚さ)が不足していることがほとんどです。適切な断熱工事を施すことで暑さをしのげるようになります。断熱改修をお勧めいたします。
できます。
お近くの設計事務所、工務店にご相談ください
※施工例のリンク
効果がないわけではありませんが、現在の気象条件では昔の知恵では対処しきれなくなってしまっています。必要に応じた断熱改修をお勧めいたします。
測定業者に依頼することがほとんどですので、測定費用は発生します。
概ね¥70,000~
「気密測定」
専用の測定機器があり、現地にて測定が可能です。
測定は有資格者が担当します。
基本的にはUa値を小さくすることで断熱効率は高められます。しかしながらUa値だけですべてが解決できるわけではありません。総合的な判断が必要になります。ご相談いただいている設計事務所、工務店とよくご相談ください
ネット・ゼロエネルギー・ハウス 外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロにすることを目指した住宅です。
現在は事前にシュミレーション行うことが可能です。ご相談いただいている設計事務所、工務店にご相談ください。
どのレベルにすればいいとは言えませんが、これから家づくりを考えていくのであれば、G2レベルは目指していくべきではないでしょうか
「HERT20」は、国の基準では手ぬるいと、新しく、G1.G2.G3という3つのグレードの基準を提唱しています。G1 0.56、G2 0.46、G3 0.26。数値はいずれもUa値、埼玉県の地域区分6地域です
HEAT20は「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という団体名です。英語名Investigation committee of Hyper Enhanced insulation and Advanced Technique for 2020 housesの頭文字をとってHEAT20と呼ばれています。建築関係の組織や企業、エコや断熱にとても詳しい、大学教授や専門家の人たちで構成されており、CO2の排出抑制、どんな家なら、エコで省エネで、住んでる人の健康が守られるのかなどの研究や技術開発に取り組んでいます。
Q値「熱損失係数」 どのくらい熱が逃げにくいかを表す数値です。床面積当たりの熱損失量です。Q値が小さくなるほど熱が逃げにくいことを表します。
※現在は外皮面積当たりの熱損失係数であるUa値が主に使われています。
数値としてこれというのは難しいですが、これから家づくりを考えていくのにあたり、換気や空気の循環などを計画的に行うためには、1.0は切っておきべきでしょう。
C値「すき間相当面積」 どのくらいすき間があるのかを表す数値です。床面積1㎡あたりに存在するすき間の面積を示します。C値が小さいほどすき間がないことを示します。
リンク:心地よい住まいの暖房計画
ZEHレベルの0.6、G1レベル0.56、G2レベル0.46、G3レベル0.26と基準になる数値がありますが、どれならいいと言えるものでもありませんが、これから家づくりを考えていくのであれば、G2レベルは目指していくべきではないでしょうか。
リンク:心地よい住まいの暖房計画
Ua値「外皮平均熱還流率」 どのくらい熱が逃げやすいかを表す数値です。熱損失の合計を外皮面積で除した値です。Ua値が小さいほど熱が逃げにくくなります。
リンク:心地よい住まいの暖房計画
安価な温湿度計の場合、特に湿度の数値は当てになりません。
温度計・湿度計も測定値にばらつきがあります。特に湿度計は10%以上のばらつきがありますので、数値が絶対的な物ではなく変化に応じた相対的な値であると考えた方がよいです。正確な温湿度を測る場合「アスマン式温度計」による測定が正確であるとされていますので、機会があればアスマン式温度計による校正ををお勧めします。
吹き付けるウレタンの透湿抵抗と厚さにより、野地板面で結露が発生しないように厚さを増減する必要があります。そうすれば小屋裏空間も2階と同じ空間として換気を行えばよいです。
天井上にブローイングする場合、小屋裏の換気経路が塞がらないように注意しなければなりません。天井裏からの気密処理は難しいので、パック詰めグラスウールを敷き詰めて湿気の侵入を減らすなどの配慮も必要になります。屋根面に通気性のあるウレタンにて断熱する場合は屋根通気と棟換気により野地板の結露を防ぐ対策が必要です。
気流止めの未施工か、施工不良が原因だと思われます。
床下の外気が直接ユニットバスに接しないことが重要です。10年程度前より行われている浴室部の基礎断熱は重要ですが、土台下に通気パッキンが使われていたり、基礎の点検口に断熱蓋がなく、外気がユニットバス下に侵入できるようになってしまっている場合が考えられます。
なりません。
断熱材を隙間なく充填することと、気流止めが必要です。
あります。 各社より既存ドアのみ取り外し、既存の木枠、アルミ枠をを残したまま、新しい断熱ドアを取り付けます。事前に正確な寸法等調査を行えば、取り付けは1日で完成します。
一般の間仕切りドアでは、熱が漏れて行きます。可能であれば、高性能な断熱材を充填したドアに交換し、枠との接点もピンチブロック等で機密性をあげることが理想的です。
改修した部屋自体は当然暖かくなります。
外壁面以外の間仕切り壁、天井を断熱気密した場合、今まで隣または上階の部屋に漏れていた熱がなくなりますので、今まで以上に他の部屋が寒くなりますに廊下等は温度の低下に注意が必要です。
最速で2日程度かかります。
一日目に断熱ボードを施工し、2日目に壁紙等仕上げを行います。
家具の移動が伴う場合、さらに1日程度かかります。
気流止めとは外壁だけでなく室内の間仕切り壁も含めて壁の中に外気が入らないようにすることです。
気流止めの箇所は主に土台上と外壁上部、間仕切りの上部です。下屋になっている場合は下屋屋根裏部分の外気が壁内に侵入しないようにする事も重要です。
出来ます。壁の中に断熱材を充填する場合、外壁の中または外の壁材を剥がすことになると思います。そのとき断熱材を充填し柱頭柱脚の金物補強を行い、耐震性のある構造面材を張ることで耐震性を向上させることが出来ます。ただし注意することは、壁内に外気が侵入しないように気流止めを施工すること、また内部側からの施工の場合は壁内に水蒸気が入らない様に気密シートの施工、外部側からの施工は透湿性の高い構造面材をを使用することが必要です。
発泡系断熱材の場合は断熱材内部に水蒸気が入りにくい構造になっていますので、あまり心配はいりません。
壁体内結露の原因の一つは室内で発生した暖かい湿気が壁体内に入り冷やされることにより結露が発生します。
水蒸気の侵入を防ぐには隙間なく気密シートを貼ることが重要ですが、断熱ボードに使われている断熱材は気密シートと同様な効果がありますのでボード同士の接続にはシーリング材を使い隙間なく取り付けることが重要です。
なぜ張り替えを検討されているのでしょうか?10数年おきに塗装を繰り返すことに疑問をお持ちでしたら、メンテナンススパンの長い素材での張り替えをおすすめいたします、さらに既存の壁を撤去されるのであれば断熱材の増し充填や構造用面材を使用した耐震補強も可能となります。
壊さなくても施工が可能です。
既存の外壁状況にもよりますが、我々が推奨しているビーズ法ポリスチレンフォームを上張りする場合は材料自体に透湿性能を備えている為、既存外壁に直接施工することが可能です。
通気層を取る必要はありません。
基本は取る必要がありますが、我々が推奨するビーズ法ポリスチレンフォームを使用する場合は、材料自体が透湿性能を備えている為、別途通気層を取る必要はありません。
35㎝程度(大引き下)は必要です。
人が入って作業が出来るスペースの確保が必要です。
そのままで結構です。
基本的には既存の断熱材の劣化状況を見て判断しますが、そのまま残した状態でウレタンフォームを吹き付けることが可能です。
心配ありません。
ウレタンフォームを吹き付ける前に防蟻処理を行いますし、5年毎の点検でウレタンフォームの上から更に防蟻処理をすることができます。
有限会社 佐藤工務店一級建築士事務所
窓屋SATAKE
盟章建設 株式会社
株式会社 高橋政雄設計事務所
一級建築士事務所 有限会社 神木工務店
家づくり工房 合同会社
福井コンピュータアーキテクト株式会社 北関東営業所
旭化成建材 株式会社
ささ木暮らし設計
株式会社クワザワ
Raphael設計
taruShiru株式会社 一級建築士事務所
株式会社 ダンネツ 北関東支店
株式会社桝徳
株式会社 栗原
maao
株式会社アセットフォー
有限会社 獅子倉工務店
有限会社 バナナムーン一級建築士事務所
株式会社 アーキクラフト
株式会社 米谷工務店